今年も暑い夏・・・夏バテから解放！おススメの『夏の養生法』

みなさん、こんにちは。

東京都足立区中川の中川養生整骨院はり・きゅう院　佐藤です。

今回お立ち寄りいただきましてありがとうございます。このコラムが少しでも皆様のご参考になればうれしいです。

毎年のことですが、今年も暑い夏になってます。連日気温35度前後では体力低下がおきてしまいます。体力が低下すると免疫力も低下してきてしまい、夏風邪や倦怠感、頭痛などがお体に不快症状として現れてしまいます。これはいわゆる『夏バテ』の状態と判断していいと思います。夏バテは心身の健康を損ねてしまう事もありますが、この暑い夏を乗り切る『夏の養生法』を心掛けてみていかがでしょうか。

さて、夏バテとは一体どういうことか、心身の健康状態のどういう状態をいうのでしょうか。夏バテとは夏の暑さや湿度での心身に起きる一過性の体調不良のことと考えています。

夏バテの症状の一例として『体がだるい』『やる気が起きない』『食欲がない又は食が細い』『すぐ疲れる』『睡眠が浅い又は寝付けない』『寝不足ぎみ』などの心身の意欲減退が見られます。

私達ヒトの心身は交感神経、副交感神経の自律神経の活動によって健康状態を正常に保持、そして体温調節をしています。暑いと汗をかいて体内の熱を外へ放散し、体温等を一定に保ちます（ホメオスタシスと言います）。ですが、真夏で暑さが続くと屋内外での温度差が大きく、繰り返し心身にかかることで、大きな負担となって自律神経の活動が乱れがちになります。そうすると『夏バテ』になりやすいです。余談ですが、私自身は屋内での施術が中心になりますが、1時間に１回づつ３～５分程度外に出て、外の空気に触れるようにしています。

夏バテを解消克服するには、『よく食べ、よく動き、よく眠る』の3つのバランスを安定させることが最も効果的です。健康でいる為の３原則をそのまま実践すればいいだけのことですが、食欲がなかったり、食が遅かったり、水分塩分補給が足りないと動いている中でだるさが強くなってしまったり、そのまま放置してしまうと熱中症になってしまいます。そして夜も暑さで寝苦しく、すぐ目が覚めてしまったり、熟睡感があまり得られないこともあります。その場合には生活習慣を見直し、栄養ドリンクやビタミン剤、水分塩分補給しながら適度に動く程度に活動を抑えながら、就寝時には快眠グッズ等で寝やすい環境を作ることが必要になります。

夏バテを起こしやすい方の特徴として①冷食冷飲が多い、②エアコンの効いた部屋に長時間いる、③食生活が不規則である、④運動量が少なく寝不足気味の方が多いと私個人の見解で恐縮ですが、そのように思っています。また夏バテ気味の方も含め、このような方々には肩こりや腰のハリ、頭痛などの不快症状も現れてしまっています。

夏バテの解消方法の補足になりますが、私の愛読書の『養生訓（貝原益軒）』には、元気は胃から。胃が元気であれば回復や改善も早く、目に生気がある。そして暑さに対抗するのではなく、受け入れ心気を養っていく。心気を養うには心を静かに騒ぎ立てず、ゆったりと柔和な気持ちで適度に体を動かす。

もう一つの古典の『素問』には夏のこの時期は日中が長いけれど、怠けてはいけない。適当に体を動かして１日１回は発汗するように（気分的に発散でもよい）心がける。身体内に陽気がこもりすぎると心の病気になりやすく、心身も暑さを余計に感じだしてしまう。この状態が夏の間続いてしまうと、秋になって肺の活動が活発になると乾いた咳が出やすくなるとあります。

現代と古典を単純比較はできませんが、現代の熱中症予防対策を取りながら諸々日常生活習慣を見直すことで、夏バテ予防ひいては肩こりや腰のハリ、頭痛予防にもつながっていくと思います。ちょっとした心がけで、ご自身、ご家族の健康維持に努めていきたいですね。心身の状態を正常に保つ施術に整体コース（https://nakagawayojyo-seikotsuin.com/menu/manipulative）、矯正コース（https://nakagawayojyo-seikotsuin.com/menu/posture-correction）、鍼灸コース（https://nakagawayojyo-seikotsuin.com/menu/acupuncture）を各種ご用意しております。お困りの際はお気軽にご相談ください。