健康維持には適度に体を動かすことは有効です！

みなさん、こんにちわ。

いつもお立ち寄りありがとうございます。

今回は運動の効果についてお話いたします。

運動の効果はご承知の通りですが、

身体を動かさないと、筋力が衰えて姿勢や血行不良、風邪等を引きやすい、身体のあちこちが痛くなりやすい等が起きやすく、さらに免疫力も低下してしまいます。

適度に体を動かすことで筋力向上、血行促進、姿勢改善につながり、免疫力も上がっていきます。

運動を行う気持ちや意欲がある方は、自分自身で、自分の状態が把握できて、様々な症状や目的がわかっている方が多く見受けられます。

その場合は、それに向けて運動をしていけばいいのですが、ご自身で把握できず、とりあえず運動しなきゃと思って運動をしていく中で、

症状が改善されない、むしろ痛みが強くなってしまった、いつもだるさが抜けない感じがする、寝付きが悪い、等が起きてしまう方もいらっしゃいます。

この場合の原因の一つとして、ご自身の体力に合っていない運動負荷や仕事量過多があげられます。

いわゆるオーバーワーク気味の状態です。オーバーワークというのは心身の回復が間に合わずに疲労感が持続する状態のことを言います。

それでも、そのうち慣れてくるだろうと続けてしまうと、心身の状態はさらに悪い方にいってしまい、身体状態は元より、精神的にも意欲減退になってしまうこともあります。

そして安静時心拍数や安静時血圧の上昇、不眠症など様々な症状を併発すると「オーバートレーニング症候群」と呼ばれる症状にまで悪化してしまいます。

オーバートレーニング症候群は生理的疲労が持続し、さらに活動や運動での負荷が積み重なって引き起こされる慢性疲労状態が続くことで、

成績不振や運動効果を感じない等の様々な症状が併発することをいいます。

心身にとって良い効果をもたらす運動や活動が前提ですが、日常生活での家事や仕事、スポーツなどで活動過多になってしまいがちです。

ご自身の心身の健康状態は常に注意を払っておいた方が良いです。

運動は日常生活で起こる身体活動のレベルより大きな負荷の運動をすることで運動効果が得られるという原則があります（この原則をオーバーロード・トレーニングといいます）。

運動で大きな過負荷を心身に加えるので、当然疲労がついてきます。

その時に疲労回復に必要な栄養と休養が不十分であるとオーバーワークに心身はなりやすいです。

この状態では、疲れやすくなる、倦怠感、睡眠障害、食欲不振、体重減少、集中力低下、安静時心拍数、血圧上昇・運動後に安静時の血圧に戻る時間が遅くなる等の症状が現れます。

特に疲労が蓄積されるにつれて起床時の心拍数が上がったりするといわれていますが、これはオーバーワーク気味であったり、

オーバートレーニング症候群を早期に見つけるご自身の目安となります。

なんとなくだるい、意欲がわかないなどの心理状態も早期に見つけるご自身の目安となります。

心身の過剰なストレスで、視床下部や脳下垂体から分泌されるホルモンバランスが崩れるためと言われていますが、

症状が重くなるほど安静にしておかなければならない期間が長くなるので、早期にご自身の状態をご確認し、対応することが必要です。

何事もやりすぎは良くありません！

適度な運動の基本は少し汗ばむ程度の運動量が基本です。

『今日は調子が良いから、少し運動量を上げようかな』『今日は少し怠いから運動量を下げておこうかな』とご自身の心身の状態に併せて、

適時コントロールしながら快適な運動生活を送ってみてください。

なお、ご自身に合った運動量や負荷がなかなかお分かりにならない場合でのご相談も当院では行っております。

必要な場合はお気軽にご相談ください。