寒さが本格的に訪れる季節。首や肩、腰痛と風邪やインフルエンザ等の対策に

寒さが本格的に訪れる季節になると、風邪やインフルエンザ、さらにはコロナウイルスなどの感染症が流行しやすくなります。加えて、冷えによって筋肉や関節が固まり、肩痛・首痛・背部痛・腰痛といった不調が起こりやすくなるのも特徴です。こうした症状を予防するためには「暖かく過ごす」ことが何より大切です。

今回は、日常生活の中で取り入れやすい暖かさの工夫について、衣類・入浴・エクササイズ・食事・睡眠の観点からご紹介します。

1. 衣類で体温を守る

寒さ対策の基本は衣類です。外出時には首・手首・足首といった「冷えやすい三つの首」をしっかり温めることがポイント。マフラーや手袋、厚手の靴下を活用するだけで体感温度は大きく変わります。室内でも油断せず、重ね着で体温を逃さない工夫をしましょう。最近は薄手でも保温性の高いインナーが多く販売されているため、動きやすさと暖かさを両立できます。衣類で冷えを防ぐことは、感染症予防にも筋肉の緊張緩和にもつながります。

2. 入浴で血流を促す

冷えた体を芯から温めるには入浴が効果的です。ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで血流が改善し、筋肉のこわばりが和らぎます。肩や腰の痛みを感じやすい方は、入浴時に軽くストレッチを取り入れるのもおすすめです。また、入浴はリラックス効果が高く、自律神経を整える働きもあります。感染症予防の観点からも、体温を上げることで免疫力が高まりやすくなるため、毎日の習慣として取り入れたいですね。

3. エクササイズで固まりを防ぐ

寒い季節はどうしても動くのが億劫になりがちですが、軽いエクササイズを行うことで血流が促進され、体の「固まり」を防ぐことができます。肩回しや首のストレッチ、背伸びなどの簡単な運動でも十分効果があります。特にデスクワークや長時間のスマホ使用で同じ姿勢が続くと、肩や背中の痛みが悪化しやすいため、こまめに体を動かすことが大切です。運動によって体が温まると、心も前向きになり、寒さに負けない活力が生まれます。

4. 食事で内側から温める

体を温めるには食事も重要です。根菜類や生姜、ねぎなどの食材は体を温める作用があり、冬の食卓に積極的に取り入れたいものです。温かいスープや鍋料理は、栄養補給と同時に体温を上げる効果が期待できます。また、バランスの良い食事は免疫力を高め、感染症予防にもつながります。冷たい飲み物を控え、なるべく温かい飲み物を選ぶことも日常の工夫として有効です。

5. 睡眠で回復力を高める

最後に忘れてはならないのが睡眠です。寒さで体が冷えていると眠りが浅くなり、疲れが取れにくくなります。寝具を工夫して体を温め、質の良い睡眠を確保することが健康維持には欠かせません。湯たんぽや電気毛布などを活用し、心地よい温かさの中で眠ることで免疫力が高まり、感染症にもかかりにくくなります。睡眠は体の修復時間でもあるため、肩や腰の痛みを和らげるためにも重要な役割を果たします。

寒さは体にさまざまな負担を与えますが、日常のちょっとした工夫で予防につなげることができます。

衣類で外から守り、入浴で芯から温め、エクササイズで血流を促し、食事で内側から支え、睡眠で回復力を高める。

この5つのポイントを意識することで、冬を健やかに乗り切ることができるでしょう。

小さな工夫で免疫力もアップし、寒さに負けない体づくりにつながります。

ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。

中川養生整骨院では、皆さまが寒さに負けず快適に過ごせるよう、日々の健康づくりを応援しています。

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